国際数学オリンピック 年別累積総得点ランキング:ハンガリーが首位、ルーマニアとブルガリアが続く

国際数学オリンピックの年別累積総得点で、ハンガリーが11,791点で首位を記録した。ルーマニアは11,567点で2位、ブルガリアは10,540点で3位に入った。アメリカとイギリスがそれぞれ4位と5位につけている。

国際数学オリンピック 年別累積総得点ランキング

国際数学オリンピックの年別累積総得点で、ハンガリーが11,791点で首位を記録した。

Change Chart

    国際数学オリンピック(IMO)は、毎年開催される高校生向けの国際数学競技会で、各国の年間成績が累積され、総得点ランキングに反映される。

    国際数学オリンピック(IMO)は、世界中の高校生が参加する権威ある数学競技会である。各国は参加年ごとに獲得した得点が積算され、累積総得点としてランキングされる。1959年の初開催では、ルーマニアが249点で優勝し、ハンガリーとチェコスロバキアがそれぞれ2位、3位となった。1980年にはハンガリーが4,992点で首位に立ち、ソビエト連邦が4,683点、ルーマニアが4,374点で後に続いた。当時は東欧諸国が強さを見せ、ドイツ民主共和国、チェコスロバキア、ブルガリア、ポーランドなどが上位を占めた。

    2000年にはハンガリーが8,429点で依然として1位、ルーマニアが7,989点、ブルガリアが7,106点と続き、アメリカは5,452点で8位、中国は3,006点で17位に初登場し、韓国も1,822点で24位にランクインした。2024年には、ハンガリーが11,791点、ルーマニアが11,567点、ブルガリアが10,540点でトップ3を維持し、アメリカ(9,997点)、イギリス(9,144点)、中国(8,007点)、ドイツ、ベトナム、フランス、ソビエト連邦が上位10位以内に入った。韓国は6,171点で12位に上昇し、日本は5,271点で23位、台湾は5,090点で25位となった。

    ソビエト連邦、チェコスロバキア、ユーゴスラビア、ドイツ民主共和国など、現在は存在しない国々も、歴代の記録としてランキングに含まれている点が特徴的である。これらの累積総得点は、単なる大会成績を超えて、各国の数学教育の歴史、才能育成、国際舞台での実績を示す指標として位置付けられている。特に近年では、中国、韓国、日本、台湾といったアジア諸国の急速な台頭が目立ち、従来の東欧諸国の優位を揺るがしている。

    順位名前指標
    1位
    ハンガリー
    11,791点
    2位
    ルーマニア
    11,567点
    3位
    ブルガリア
    10,540点
    4位
    アメリカ合衆国
    9,997点
    5位
    イギリス
    9,144点
    6位
    ポーランド
    9,007点
    7位
    中華人民共和国
    8,007点
    8位
    ドイツ
    7,618点
    9位
    ベトナム
    7,579点
    10位
    フランス
    6,940点
    11位
    ソビエト連邦
    6,900点
    12位
    大韓民国
    6,171点
    13位
    カナダ
    6,081点
    14位
    イラン
    5,783点
    15位
    オーストラリア
    5,694点
    16位
    オーストリア
    5,690点
    17位
    チェコスロバキア
    5,569点
    18位
    ロシア
    5,533点
    19位
    スウェーデン
    5,478点
    20位
    ユーゴスラビア
    5,382点