2024年MLB盗塁ランキング：エリー・デラクルーズが1位、大谷翔平が2位

盗塁とは、打者が打つ前に走者が次の塁に進み、アウトにならずに成功した場合に記録されるプレーである。

2024年のMLB盗塁データでは、エリー・デラクルーズが67盗塁、失敗16回で最多の盗塁数を記録した。彼はシンシナティ・レッズで最も積極的な走者として活躍し、攻撃面で重要な役割を果たした。大谷翔平はロサンゼルス・ドジャースで59盗塁、失敗4回と高い成功率を示し、二刀流選手としての存在感を強調した。ブライス・トゥラングは50盗塁、失敗6回で3位に入った。続いてホセ・カバレーロ（44盗塁）、ホセ・ラミレス（41盗塁）、ジャズ・チザム（40盗塁）がトップ5に入った。他にも、マイケル・ガルシア（37盗塁）、コービン・キャロル（35盗塁）、ジャレン・デュラン（34盗塁）、ビクター・ロブレス（34盗塁）が上位にランクインしている。盗塁30回以上の選手は31人にのぼり、盗塁の重要性がチーム戦略において増していることを示している。特にカンザスシティ・ロイヤルズはボビー・ウィット・ジュニア、ダイロン・ブランコ、マイケル・ガルシアなど複数の選手がランクインし、走塁面での強みが顕著だった。クリーブランド・ガーディアンズ、シカゴ・カブス、ボストン・レッドソックス、シアトル・マリナーズ、ワシントン・ナショナルズなども複数の上位選手を抱えている。国別ではアメリカが多数を占めるが、ドミニカ共和国、ベネズエラ、キューバ、パナマ、バハマ、プエルトリコ、日本など、国際色豊かな顔ぶれが並んだ。盗塁回数と失敗回数の比較では、デラクルーズやカバレーロが多くの試みを行い、リスクを負っていた一方、大谷翔平やガルシアは効率性の高さが目立った。これらのデータは、選手個々の能力に加え、チームの戦術、投手と捕手の牽制力、監督の采配などが複雑に絡み合った結果といえる。